沢田マンションに引越した部屋は5号(2階なんです。当時は住人同士で名前で呼ばす部屋番号で呼び合うのが流行っていました)ワンルーム10畳、換気扇がなく足を曲げないと湯船に入れないほど狭いお風呂、先輩住人からは「ムカデ部屋として有名や」とアドバイスを頂き。不安とワクワク感が混ざり合いながら仕事を終え帰宅。まずは便意を解消するためにトイレに、そして風呂へ湯船を出て栓を抜くと排水口からなにやら茶色の物体が溢れる溢れる逆流ですね。トイレの紙まで出てきます。その瞬間「これが沢マンか」衝撃となんだか特別なことが起こった嬉しさ、まさに沢マンの洗礼。普通のマンションならば(こんなことは絶対に起きないと思いますが)クレームもんです。
13年前は毎日どこかの部屋で飲み会があり、酒を飲みながら住人同士の部屋自慢が始まります。「寝てたら天井が落ちて目が覚めた」「ブレーカーから火が噴いた」「1時間で45Lの雨漏り」「雨漏りがひどいので家の中に雨どいがある」「ムカデに3回噛まれた」「CDトレイ開けたらムカデが出てきた」そして5号も部屋自慢の勲章をゲット。
住環境としてマイナスなのに、沢マンに住んで居たら気にならなくなる。そして、大変なこともご近所との情報交換からコミニケーションが生まれる。昔の長屋。まさに立体長屋っす。
沢マンとは