全国的によさこい祭りってダンス大会と思われている節がありますが、発祥は高知市なのです。(毎年8月9日の前夜祭、8月10日と8月11日の本番、8月12日の全国大会と後夜祭の4日間にわたって高知市で開催される祭り。四国三大祭の一つである。祭り本番は市内9ヶ所の競演場・7ヶ所の演舞場で趣向を凝らした200チーム・約2万人が演舞を繰り広げる。ウキ引用)
いまや北海道のよさこいソーラン祭りにお株を取られ、俺たち高知が元祖なんじゃと負け犬の遠吠えで訴える高知市民たちをわたしは冷ややかな目で見ておりました。祭りのきっかけも夏は商店街の売上が落ちるので、商店街で踊り大会をしたら人が集まってかき氷でも売ったら儲かるべなのです。
高知の裏名所沢田マンションを出て新しい街に引越してきてから地元のご老人たちから「何かをしでかす若者(47才おっさんですが)が来たぞ」と変に期待をされ、町内会と商店街に所属することになりました。
ご老人たちからの「これからは若い人にお任せじゃ」とよさこい祭りの商店街実行委員(競演場の裏方)に参加する事になり、しかも会議に遅刻したら副理事に任命という面倒な仕事はやらせてしまおうの精神。そんなこんなで64年の歴史を誇るお祭りお手伝いが昨日終わって疲労困憊状態で原稿を書いております。
今まで、いろいろなイベントを立ち上げたり参加しましたが、今回の感想は「来年やりたくなねー!」です。
イベントで一番大切なものは予算をどのように使うかにかかっています。
1年前の会議で収支報告おしえてと言っても全く教えてもらえません。どこにお金を注ぎ込み無駄なところは削るなど検討できないです。(いまだに教えてくれない)お金はトップシークレットという事で、裏方の現場で一番大変という給水所(踊り終わった踊り子にお茶を渡す係)の責任者に任命されました。
どのようにやるかは先輩に聞くのが一番なので、教えを請うために段取りなどを質問すれば3人の先輩たちが同時に説明し3人共意見が違うためその場で言い争いが始まりコントのような展開が始まります。基本ひとり親方個人商店経営者は人に何かを教えることが苦手なわけです。まあ、こうなったらぶっつけ本番やるしか無いで2日間のノンストップ労働で現在全身筋肉痛です。
自分が参加した商店街の競演場は近年存亡の危機で今年は競演場を廃止するとまで話が進んでいましたが、自分を含め若い人が参加するから、やることになりましたが、近隣住人からのクレーム(音がうるさい)、競演場出口で交通事故(給水所のせいになっている)踊り子のマナーの悪さ、片付けなどの人手不足などなど、「やりがいを感じない搾取」の連続でテンションダダ下がりですが、最終日の終了間近に踊り終わったとあるチームが全員で給水所のスタッフにお礼を言ってくれたのは少しうるっと感動しちゃいました。
もともとよさこい祭りが嫌いな人間で来年やりたくねーですが、問題山積の商店街の個性豊かな経営者とやっていくのも面白いかなってちょっと思っております。文化の継続ってホント大変ですね〜…

地域の文化 よさこい祭り