今回は低俗小学生レベルのシモネタを歌い続けるバンドのご紹介。
バンド結成のきっかけは高知の違法建築沢田マンションで3年周期でお祭りを気分で開催するのですが、2011年に開催した祭「SAWASONIC」で巨大ゼリー神輿に添える盆踊りを演奏するために誕生した「次男次女」というバンド。自分もベースで参加しておりました。
結成当時は真面目に盆踊りを作詞作曲しておりましたが、ベースを演奏できない自分は練習が辛くなり、すぐさま脱退。ボーカリストも脱退しその後バンド編成が大幅に変更。ボーカリストが某有名作家のM氏に変わってから新バンド「パイチン☆ドック」が結成されます。※バンド名の由来はパイはおっぱい。チンはちんちん。ドックはM氏がメス犬に欲情したと噂されています。
作詞はM氏が担当ですが、とにかく低俗の小学生的な歌詞で「ぽこちんぽこちん」を繰り返すだけやチャイムのチーンの音の後にM氏が「ぽこ!」と叫ぶなど大人が忘れてしまったシモネタを歌い続けるだけでしたが、どんどん進化をしていきます。
小学生的歌詞に大人のエッセンスが混ざり合いM氏がインポになった辛さを赤裸々に表現したかと思えば、遺伝子を残すための精子になりきって叫び続けるとかなり恥ずかしい歌なのですが、恥ずかしがり屋のM氏はシラフでは歌うことが出来ないので、毎回記憶がなくなるほどの酒を浴び終わる頃にはマーライオン状態でゲロを吐く命がけ魂のパフォーマンスは少しずつファンを増やしていきます。
しかし自由すぎる表現のため、地元夜祭の野外ライブでは3年続けて町内会長が激怒し毎回警察のお世話になるという大惨事。お祭り実行委員会から「表現の自由は大事だけどお祭り存続も大事だから次回からシモネタ禁止」と残念な回答をいただきました。
毎ライブ1曲しか演奏しないパイチン☆ドックですが、実はアンコールが出来ないのです。なぜならライブに向けてメンバーが全力で練習し本番で全力で表現する。そして忘れる。。。もう一度演奏してと頼んでもM氏(終了後ゲロと共に記憶喪失)を含めメンバーもやり切って忘れてしまうそうで、もう二度と演奏が出来なくなるのです。そんなバンドなのでファンからしたらライブが楽しくてしょうがないんです。意外と有名なミュージシャンの前座をすることも有り、パイチン☆ドックの演奏が終わったら多くのお客が帰ったなんてこともあり、高知で有名になりつつあります。この前のライブなどもお客さんから警察が来ないのでつまんないと野次が飛び何を期待しているんですかって感じです。そんなバンドに自分が残っていれば楽しかったかもしれないけれどお客で楽しむほうが気楽でいいか

高知の低俗バンド「パイチン☆ドック」