ちょうどアート業界で卑猥な表現が流行っていた頃に中学生まんこ題材漫画で連載中止となったやまもとありささんとエロトークイベントを開催、Googleで無修正・エロと画像検索をプロジェクターに写しお客さんと画面を見ながら、良い時代になったなどと語っていたのですが(子供の頃はエロ本にバターを塗ったりカッターで擦ったりしたものです)誰でも自由に見たらいけないものが見れる時代になぜエロが規制されるのだー!と語っていたらおっさんが怒り出し「警察が来たらどうするんだ」と興奮しておりましたが、警察来たら謝ります。謝って済むのであれば魂を売ります。トークのまとめとして「エロは秘密だからエロ」で終わり、盛り上がりました。
なにかとエロい表現は問題をはらみますが、沢マンギャラリーでエロい展示ナンバーワンは、ボールペン作家の森田紫乃さんです。女性の局部を描く方で高知ではギャラリー出入り禁止作家として行き場がなくなった状態で沢マンギャラリーのメンバーとして参加したいと連絡があり、自分としてはどんな作家でも受け入れたいので参加してもらいましたが、一つの問題として、沢田マンション大家さんが怒ったら展示が中止になってしまうこと(ギャラリー規約にも書いています)社会に表現の自由を訴える前に大家さん&ご近所さんに理解してもらうのが先決です。先に森田さんと打つ合わせた際に18歳未満禁止の展示にしようと提案するも、作家はこのエロい表現を小学生にも見てもらいたいと言い出す始末…また森田さんはよく手首を切り病院までも出入り禁止になるほどの人で、今回の展示では手首を切って肉筋丸見えの写真も展示したいと言ってきた。もう勘弁して下さいです。まわりの理解を得られるような状況ではないですよ。ただ森田さんのどうしても人に見てもらいたいとの思いは十分すぎるほど感じました。表現する場所であるギャラリーがなぜ規制をかけるべきではない!なので、大家さん&ご近所のご理解してもらわないように内緒にして展覧会を開催。
誰でも入れるようにオープンな形での展示で、手首の写真に絶叫する人や感激して人など、意外と多くの方に見れもらえネットでの炎上や展示をやめなさいとPTAご婦人が騒ぎ出すかとおもいきや静かに終わっていきました(ちょっと残念)
先月紹介したやまもとありささんもエロい表現で漫画連載が中止になり、ネットで炎上をし一躍有名人となりましたが、森田さん有名になって欲しかったです。ただ有名になったらどんどん手首切りそう…

卑猥後編